木山事務所          出番を待ちながら


 

***  2008年 4月例会(第133回)  ***

皆様のご協力で前回例会クリアできました。有難うございました。

4
月 8日(木)18:25〜「サラダホール」

サラダホールでの公演は私たちが支えています。(サークル名と会員数)

コスモス 4名 テントウ虫 6名 むつみ 9名 いろえんぴつ 5名
スマイル 9名 花みずき 12名 マリーゴールド 12名 ボクちゃん 15名
さくら草 14名 杉の子 3名 ひぐらし 4名 さくらんぼ 3名
すみれ 3名 雪わたり 3名 ウインブルドン 6名 あさがお 9名
アドリブ 3名 合 計 17サークル 120名


(下記のホールでも鑑賞できます)

4月10日(木)

4月11日(金)

4月12日(土)

4月13日(日)

4月14日(月)

紀の川市粉川ふるさとセンター大ホール

和歌山市民会館ホール小ホール

貝塚市コスモス
シアター大ホール

18:25〜 18:25〜 14:00〜 14:00〜 18:25〜
     ノエル・カワード
訳  
高橋 知伽江
演出 末木 利文

出演川口敦子、新井 純、加藤 土代子

    北村 昌子、高山 真樹、大方 斐紗子

       堀内 美希、荘司 肇、吉野 悠我、 
 
       水野 ゆふ, 磯貝    誠、木村 万里、

       米山 奈穂、千葉 綾乃,宮内 宏道、

       木村 愛子
 

初演の舞台写真

写真の一部は 長野演鑑連 作品資料集より引用させていただきました。


“年長組”?の新劇女優が多勢出演(失礼)してそれぞれの持ち味をたっぷり身につまされながらも魅せてくれる芝居だ。

イギリスの「ザ・ウィングス」という慈善ホームが舞台。このホームは、かってミュージカル、映画、演劇で有名だった女優たちが、年を取りいく当てもない彼女達だけが、お世話になっている老人ホームでの出来事。「ザ・ウィングス」とは舞台の袖で出番を待つ役者が待機している場所から名前が付けられた。

ある日、このホームに大女優だったロッタ(川口敦子)が、入居のためやってきた。前から入っていた女優のメイ(新井 純)は、ロッタが入居するのでイライラしていた。というのはこの二人はライバルで、 昔、有名ないざこざがあり、この30年間口を聞いたことがなかった。

この二人以外は、サリータ(高山 真樹)、ディアドリー(加藤土代子)、コーラ(北村昌子)、モード(大方斐紗子)、ボニータ(堀内美希)のかっての“スター”が入居いていた。

いま彼女らの関心は「サンルーム」を施設に作ってもらうこと。運営している「委員会」に陳情するが予算が無く却下されていた。

ロッタが入居してから一ヶ月経った。ロッタがメイと和解しようと努力をするが、メイの心は相変わらずの“ツンドラ状態”で氷は解けなかった。

そんな時「委員会」の秘書(磯貝    誠)ペリーが、女性記者のゼルダ(木村 万里)を連れてきてこの施設を独占取材させ、サンルームを作るキャンペーンを書かせようという計画を話したが、彼女達は「私たち心の中ではまだ女優で、見栄やプライドを持っていて、それをさらけ出すなんてとんでもないよ」とゼルダに引き取ってもらった。

これで「サンルーム」で快適に、、、。とのペリー思惑はパーになってしまった、、、。もんちゃくがあったその晩、二階から降りてきた認知症のサリータが、ロビーでマッチを摺りボヤを起こしてしまった。さあ、たいへん。

ホームの院長ミスアーチ(水野ゆふ)が消火器で奮戦あちこち焼け焦げはできたが大事に至らなかった。後にサリータはみんなに見送られて病院へ行くことになった。

こんなアクシデントがあるなかで、ロッタとメイが涙ながらに和解、「幸せの日々を求めて」乾杯するまでに辿り着いた。

クリスマスの日、ピアノがうまいモードの伴奏で賑やかに、飲めや歌えやの最中頑固でアイルランド人のディアドリーが突然倒れ、そのまま息を引き取ってしまった。このホームにもいろいろなことがあるんですね。

ホームで元・女優たちがことわったはずの記事が出てから、この施設に「サンルーム」が完成。みんな喜んだはずなのにコーラときたら「暑くては入っていられない!」だって。人間はどうもえてかっての生き物らしい。

それからしばらくたってロッタの息子・アラン(吉野 悠我)が、やって来て33年ぶりに再会、ロッタに「カナダの私の家に一緒に住もう」と言うが答えはNO。「私一人で生きていくから、、、」。

一年が経った「ザ・ウィングス」にロッタに続いて元・女優のトプシーが入居してきた。

ひとこと

華やかで、スポットライトを浴びて人生を送って来た大女優たちも年を取り、セリフも忘れ「出番を待ちながら」も声が掛からなくなったらどうするのだろう?これは女優だけではなく、普通の人にもいえることではないのかー。

今回は、ベテランの“現役”女優さんが登場。女の性(さが)を好演。他の女優の実力をフルに発揮させた演出の末木利文の“技”が冴えた作品だ。