イッツフォーリーズ公演
         お れ た ち は 天 使 じ ゃ な い


 

***  2008年12月例会(第138回)  ***

前回例会クリアできますよう皆様のご協力おねがいします。

12
月 4日(木)18:25〜「阪南市サラダホール」

阪南市サラダホールでの公演は私たちが支えています。(サークル名と会員数)

               
       
       
       
合 計 サークル 名

活 動 状 況 月日現在

新会員目標 名  月現在 名 新サークル目標  C  月日現在 C
会員集会日程
月日()    
 
代表者会日程
月日()    
     
       

(下記のホールでも鑑賞できます)

12月 3日(水)

 12月15(金)

12月166日( 土)

12月17日(日)

粉川ふるさとセンター

   和歌山市民会館大ホール

貝塚コスモスシアター

18:25〜     18:25〜 14:00〜 18:25〜
新たな全国演鑑連公演版。テーマ曲“翼のない天使”クライマックスで歌われる“今、今、今”は力強い感動的な名曲として多くの人々に歌われています。
全編を通じて流れる美しいヒューマニズムが観客の心を洗い多くの日本人の心を捉えるこれこそまさに「日本の創作ミュージカルの最高傑作」といわれる名作です。

■作:   矢代静一、藤田敏雄
■演出:
 藤田敏雄
■作曲: いずみたく
■出演:
 福沢良一 井上一馬 西本裕行、
              大場泰正、伊藤和晃、坂口阿紀、
              歌納有里、三品英士、金澤君光、
              堀内俊哉、堀内保孝、三好幸次、
              櫻井太郎、西國幸恵、五十嵐暁子、
              中村むつぎ、山本沙奈子、
              木戸可奈子

■ストーリー
   ある年の大晦日、雪深い山荘に三人の脱獄
  囚が逃げ込んで来た。三人は凶悪犯だった
  が、心中しようとしていた父娘を助けてしまう。

 助けられた知恵遅れの娘光子は、自分を助け
  てくれた脱獄囚たちを“天使”だと思いこんでし
  まうのだった。

   そこへ、父親の従兄弟とその息子で姉娘エミ
  の婚約者が何も知らずに訪ねて来て…。

     
綺麗事に終わらなかった

 知的障害をもつ少女(=歌納有里)の疑いを知らないイノセンスに、脱獄した3人の殺人犯
(=西本裕行・井上一馬・大場泰正)が、次第に凶悪な心を開いていく物語のミユージカル。
ここまでは先日の『ひとりぼっちのおおかみと七匹の子山羊』(「続・観劇片々12号」所載)と酷似している。
 
  大晦日、雪に閉じ込められた別荘で、姉娘(=坂口阿紀)の帰りを待つ破産した父(=伊藤和晃)は、知的障害をもつ天真爛漫な妹娘を道ずれに心中を図る。そこへ3人の脱獄囚が逃げ延びて忍び込むところから物語は始まる。姉娘を訪ねてきた恋人(=三品英士)とその父親(=福沢良一)。
 この父子の悪徳漢ぶりを大仰にカルカチァライズさせ、姉娘の失恋と新しい恋の予感を、巡回にきた警官(=金澤君光)のコメディリリーフを絡ませながら描いていく。
 3人の脱獄囚の個性がはっきりと描き分けられ、悪徳父子を巧く自殺に見せかけて殺したあと、死体を自由に操って巡回にきた警官を騙すところなど、まるで古典落語『らくだ』の「かんかんのう」のシーンのようで僕も大いに笑った。
 
  やがて県警の包囲陣に進退窮まった3人は、静かに最初に着ていた囚人服に着替えて、妹娘の目には背中に羽を背負って頭上に輪を持った天使の姿で、自首するために去って行く。
 男女9人の黒子たちがダンスの合間に、装置や小道具の出し入れを担当し、その突飛さに客席から笑いが絶えない。
 
  観客の素朴な小母さんたちが楽しんでいるのだが、今の世相の中では、この人間の性善説を単純に笑っていられないものを感じて、変な世の中になったものだと憂いと不安をもたざるを得ない。
 この脱獄囚たちには殺人の理由があるけれども、また少女の心に反応する人間性もあるのだ。現実とのそこの違いが恐ろしいのだが、逆にだからこそ今この話が大切なのかもしれない。そのことは『ひとりぼっちのおおかみと七匹の子山羊』のときにも感じたのであったが……